TOKYO-BAY OFTEN.

たいてい湾奥、たまに南房。東京湾フィッシングをちょいちょいレポート。

タグ:SUP

釣りタイトルでごめんなさい。
皆さんに見て頂きたくて、敢えてちょっと驚くタイトルにしました。
でも、そんな事が本当に起きそうな懸念があります。


稲毛ヨットハーバー(検見川浜)から出航するフィッシングカヤック・SUPがコロナ禍以降急激に増えてきました。あまり場所に関してこれまでブログでは書いていなかったのですが、カヤックが増えたことによって、今後この場所からの出航禁止にされる可能性もあり、カヤックとSUPに関するマナーについて書き留めたいと思います。


稲毛ヨットハーバーは、 公益財団法人千葉市スポーツ協会が運営しており、幕張スタジアム側と、稲毛海浜公園も含めて、千葉市のシーサイド観光スポットとして現在も進行中で開発を進めてきているなかの一つのスポットです。ビーチにはわざわざオーストラリアから持って来た白砂を撒くなどして、お金を掛けて環境整備をしています。

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ビーチは、ウィンドサーフィン、 SUP、カヤック、潮干狩りやピクニックなどが楽しめ、堤防は釣りが楽しめるポイントとして、現在の東京湾奥ではとても貴重な遊び場となっています。

ヨットハーバー自体は、ディンギーヨットのためのハーバーとして作られました。(=エンジン無しの風の力だけで動くヨット)また、セーリングする人は、稲毛ヨットハーバーだけのライセンス制度を取って活動しています。
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今回お伝えしたいのは、ここから。

練習用のディンギーが、9時以降になると検見川浜東突堤(海を見て左側突堤)の外側から多数出てきます。そのため、フィッシングカヤック・SUPはディンギーヨットの邪魔にならないように離れて頂きたいです。

ヨットハーバーの建物内に行くと、その日の帆走海域というものが示されています。(追記)
この日×が付いているところがA海域。
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東側堤防に近いのがCの海域。
土日にカヤックやSUPを出される人が多いかと思いますが、どちらもCの海域までディンギーヨットが来ます。
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海はみんなのもの、という認識をされる方も多くいらっしゃるかと思いますが、ディンギーヨットからすると、元から許可されているところに、フィッシングカヤックやSUPが後から来た邪魔モノ、と感じることもあるかもしれません。もしも彼らが声をあげた場合、簡単に稲毛ヨットハーバーからのカヤック出航禁止もあり得るわけです。(実際にあまり良く思われていないという話も聞きました。)

できましたら今後もこの場所で共存させていただけるように、下記の内容を守って貰えたら嬉しいです。


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※図の「ディンギーヨット練習場所」という赤いゾーンがおおまかにCの海域です。(本当はもうすこし西よりも含まれます)


朝9時以降は検見川浜東突堤の周囲からカヤック・SUPは離れる。(結構広範囲なので西側突堤、花見川河口側に大きく移動をオススメします。)

・もしもディンギーが近づきそうなら釣りを休止。早めにその場を離れる。(主に数艇で集団になって、目標点でターンをする練習を行っています。数艇がこちらに向かってきそうだったら早めに大きく移動してください。また、釣りをしないディンギーの人はキャスティングでどの程度ラインが飛ぶか不明なので、こちらの考える十分と思われる距離では足りません。)

・堤防内(湾内)の
出航、上陸時も湾内のウィンドサーファー・SUPなどからできるだけ距離を取って移動。

・堤防内(湾内)でマリンレジャーの人が居る場合は、釣りは控える。

風速5m以上(SUPは3、4m以上)になりそうならすみやかに帰港。(何か事故があった場合、ディンギー練習の監視エンジンボートが海保より先に救助に向かう事もあり、
ヨットハーバーの方々に迷惑が掛かります。

・釣り人の多い堤防からもできるだけ離れる。(目線の高い堤防からだと、水面に近いカヤックよりも距離が近く感じる。)

・できるだけ皆さんに明るくご挨拶。好印象ってとても大事です。(ウィンドサーファーの方々などとてもフランクに話してくれます。)

・上陸後の水道利用はできるだけ手短に。(人数が多い場合は一箇所で並ぶロコルールがあります) 

・稲毛ヨットハーバーからのエンジン付きボート(免許不要の2馬力以下も含む)の出航は禁止されています。

・隣の稲毛海浜公園(いなげの浜)はボート・カヤック・SUP・ウィンドサーフィンなどは禁止です。(追記)



湾奥でカヤック・SUPフィッシングができる貴重な場です。
ショアからの釣り場が急激になくなっている昨今、カヤック・SUPの出航場所も制限される恐れは十分にあります。

これからも長くカヤックフィッシングができるように、皆様のご協力を宜しくお願いします!


※ヨットの方々も釣り人の多い堤防から離れるように周知されており、釣り人への配慮もしていただいています。
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年が明けました。
風も強いし寒いので釣りに行けません。

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先日、カヤックTwitter仲間との話で、安全の為にレーダーリフレクター(レーダー反射器)があったほうがいいのかも。。という話が出ました。

下記のサイトに書いてある「船からすると安全確認はレーダー8割、目視2割」・・というのが衝撃的。
https://banzy.exblog.jp/22125571/

早速、リフレクターを作ってみようかな。。と思い立ち、幾つかのサイトを参考に、自分で下記の設計図を書いてみました。
(拡大できます)



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参考にさせていただいたサイト
https://mocyapi.seesaa.net/article/477846112.html
https://fish13.blog.fc2.com/blog-entry-364.html


僕のオリジナルのアイデアとしては、セリアのスリムボトル(水筒)が細くて軽い、安価だしこれに入れちゃおうという考えです。

下記、注意事項です。

※このリフレクターは現時点で実際にレーダーに映っているかの確認ができていません。
(今度海保の船と話す機会ができたら聞いてみたいです)

法律に基づいて船検の要る小型船舶に取り付けられるタイプのレーダーの与件もクリアできていないものです。取付義務のないカヤックやSUP、2馬力ボートなどに自身の安全の為に制作するものとして作成しました。参考にされる際は自己責任とご理解ください。

※追記です。
先日海保の船が近くにいたので、レーダーに映っているか確認をして頂きました。
結果、無事に映っているとのこと。ほっとしました。
勿論、製作精度によっても差は出る可能性もあるので、自己責任でおねがいします。

また、レーダー付きの船は大型船ばかりです。プレジャーボートや遊漁船、漁師船などはほぼレーダーがありません。船に気がついたら進路予測をして早めに離れる行動や、気がついて貰えるようにパドルを高く上げるなど、早めの対応をお願いします。


ちなみに、本来の小型船舶に義務づけされているレーダーリフレクターの与件はこちら。
(平成22年10月以降の基準)

水平方向360°のうち240°以上にわたってレーダー断面積が2.5㎡以上でレーダー断面積が2.5㎡未満となる方向が10°以上連続しない
(ちょっと理解が難しい。。)



・・ということで、思いつきの勢いで製作開始。

・ダイソーでアルミ板2枚(裏面に粘着シール付き)200円
※アルミ缶でも自作できますが、平滑性の問題(反っちゃう)、作業効率や費用効果を考えるとこれがお薦めです。
・セリアでスリムボトル(水筒)100円
・シリコンコーキング剤もしくはグルーガン(僕は時短でグルーガンを使用)300円
・カッター、カッターマット、定規、ハサミ
・取付用ゴム紐 100円
・アルミカラビナ2個 100円

合計800円。

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パーツ作成開始。
円形は33ミリの径のかゆみ止めを利用。コンパスなど使うよりかんたんです。
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マジックの跡がついちゃうけど。
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直線はカッターで。2.3回カッターを引くと、あとは折り曲げると綺麗に折れます。
折り曲げるだけの場所はカッターを軽めに一回だけ。綺麗に折り曲げられます。
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裏面の粘着テープを利用して、貼り合わせます。1枚を組み合わせるよりも強度が出ます。
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いい感じにパーツができていきます。
90度と水平をできるだけちゃんと出してあげることが、三点反射でレーダーに認識してもらう為に重要です。(たぶん)
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円形のパーツも強度を出す為に2枚を貼り合わせました。(裏の粘着テープを剥がすのが面倒だったという話も。)
円形はハサミでカット。
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グルーガンで貼り合わせ。すぐ乾かないコーキングの方が綺麗に加工できますが、時間優先でグルーガンを使いました。。が接着部分が荒い。(しかたなし)
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とはいえいい感じに組み上がりました。
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きっちり採寸したので、収まりバッチリです。
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スリムボトルを使った良さが出てます。
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あとは取付。
色々考えた結果。
ゴム紐でフタの締め付け部分に巻き付け、下の部分もゆれ止めでゴムを巻く。
フラッグの上と下に金具で固定しました。

当初フタと底に穴をあけて紐を付ける予定でしたが、長期に使っている間に水が入り込む懸念があったので、穴を開けない固定方法にしました。
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ゴムの耐久性だけ心配なので今後様子をみて交換しましょう。
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軽量なのでフラッグポールへの重量負担もそれほど多くなさそうです。
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理論上は垂直よりも斜めに張ったロープなどにひっかけるほうが、三面反射の精度が出て認識しやすいです。

一旦この形で使ってみて、あとは実際に機能しているかどうか。。
海でレーダー付きの船舶と話す機会があれば聞いてみようと思っています。

追伸。
前回カヤックで旗の先端にリフレクターを付けて試してみたところ、先端だとフラッグポールへの負荷が結構あったようでした。ポールが左右に振れてしまった。

そこで、前端から下までロープを通して、ポールの中間くらいにリフレクターを配置してみました。TH_IMG_9755
写真の位置で、負荷がかなり減ったようで、安定してました。
これで暫く大丈夫そうです。




1年半つかっても綺麗です。
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最近ショアの釣り場が激減しています。特に東京湾内。

そのためか、カヤックやSUPをやってみようという方が増えているようです。
こちらのブログもこれから始めようとか、最近始めたという方がご覧になって下さっているケースも増えているようで、とても有り難いです。

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いつもは釣りレポートばかりですが、今回はカヤックやSUPの出航に関しての判断について自分の経験値を元に書き留めておきたいと思います。
既に長期で経験のある人は別ですが、最近始めた人などの参考になればと思っています。

※季節に適した恰好、ライフジャケットや予備パドル、高い位置の目立つフラッグ、携帯など、安全に関する装備は当然必須の前提です。(SUPでも)



事前の釣行判断
まずは出かける場所の判断です。
天気予報を見る、ということですが、幾つかの天気予報のアプリやサイトがありますね。

色々使った結果、僕は「海快晴」のアプリを使用しています。
アプリのインストールは無料ですが、詳細な情報はサブスクリプションで月額330円払って見るものです。(安心料と思えば安い)
https://www.umikaisei.jp

というのも、海快晴は
・いわゆる気象庁が出している予報(下記でいうM+GSM)と、
・海快晴が独自判断で出している予報(下記WRF)
の2つが一度に見られます。波予報も同様に2種類見られます。
(個人的経験値では、海快晴独自の風予報は結構当たります。)
windyなど幾つものアプリを開くよりも現場での面倒さは減ります。

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携帯で見られる実際の画像が下記のものです。
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この表では、WRFとM+GSMの予報がかなり割れています。
これは結構あることなのですが、4日くらい先まで見る事ができて、日が近くなると予報が揃ってきたり、それでも予報が違ったりすることもあります。
この2つの予報が近しいときはある程度予報が当たる確立が高いです。

出航にあたって気をつける必要があるのは、
もし2つの予報が割れている場合は、どちらの予報も風速5m/s以下な時だけ前日に出かける準備をしています。(実際僕はは4m/s以下くらいならOKと判断しています。)

また、波高も0.5m以下がのぞましいと認識しています。

とはいえ、例えば南房などで湾からすこし出ると沖からのうねりが大きくなったりするので、状況次第でどこまで沖に出るかの現地判断は必要です。



一般的にカヤックは風速5m/s程度までを出航の目安とする
・・とされていますが、実際僕がやってきた感覚では、
3m/s台ならだいたいOK(たまに4m/s台がある程度ならOK)
という感じで判断しています。

5m/sまで行かないけど、3m/s後半〜4m/s台ばかりの場合でもNG。
そうなっていくと、かなり天候の安定した日に限られてしまいますが、ある程度長い釣行時間を考えると安全の為には仕方なし。


うねり周期に関して
風や波高以外に「うねり周期」も注意しておくと良いです。
うねりの周期は秒数の長短で示されており、例えば10秒以上のうねり周期だとサーフ付近で大きな波となる事があります
こういった長期のうねり周期では沖では無風で波も低く、うねりも感じない場合もあり、帰着時に初めてサーフで高い波に気づくというケースもあります。
ここで背後から強烈な波に押されてカヤックが横を向いて沈するというパターンもあるのでご注意ください。(ちなみにサーフ帰着直前に後ろから波で押されそうなタイミングでは、パドルは漕がずにしっかりと持ってパドルを水面下に入れて艇が横に向かないように安定させるようにしています。)



現地での判断
あとは実際に現地に行ってからの天候変化時の判断ですが、僕なりの判断基準は下記です。

まず、基本は今後天候が悪化するのか、良くなるのか。という事は頭に入れて置きます。
それによって、どこまで沖に出て良いかを判断しておきます。


あと重要なのは、急な天候変化の時のポイントです。

・カヤックに立てたロッドのガイドに風が抜けたときに「ひゅー」という音が鳴ったとき。

・白波があちこちで立ち始めたとき。

・うねりが増えてきて波を横から受けたら危険そうなとき。

・予報でこれから風が強くなりそうなとき。

このあたりのどれかが起きはじめたときには、まずはまずは陸に近い所まで引き返して様子を見るようにしています。その後危なそうならすぐに帰ります。

拾いもの画像ですが、白波は写真のような感じ。
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これは既に結構危険な感じですかね。
こうなる前には、すでに帰る判断をしてますね。

基本風と波について書きましたが、潮が大潮の時や、外洋に向いたエリアなどは、潮がそもそも速いケースがあります。外向きの風に、更に潮が外向きとなると、幾ら漕いでも陸に進まないという怖い状況がやってきます。早めの状況判断が重要です。


SUPに関して

最近SUPも増えてきていますが、SUPは海面にSUP本体がほぼ完全に浮いた状態なので、カヤックよりも特に風の影響が受けやすく、流されやすいです。

最初の頃、湾内だけでインフレータブルカヤックでも釣行をしましたが、風に流される影響がかなり強いので、怖くなってインフレータブルは辞めました。

SUPも基本はインフレータブルです。SUPの方は風速3m/s以上は無理をしない判断をしてもらったほうが安心だと思います。




ということで、僕なりの経験値で書かせて貰いました。
参考になれば幸いです。

とりあえず、海に出る遊びなのでなにか1つでも問題が起きると簡単に命に関わります。
基本は「怖くなったら引き返す」というのが重要なのですが、始めたばかりだと最初はどの程度が怖い状況なのかもわからないかもしれません。
上に書いた事を危険な状況の始まり、という参考になればと思います。


幾ら漕いでも進まないという状況は最初の頃に1,2度体験しましたが、かなり怖いです。
遊びですから、ちゃんと家に帰る。を大切にして、安全な釣行を楽しみましょう^^






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